◆ 交流山行に初めて参加〜「浅間尾根でデビュー」 塚本 稔

〔日時〕2008年1月20日(日) 〔場 所〕奥多摩・浅間尾根
〔ルート〕武蔵五日市駅(バス)→払沢の滝→時坂峠→浅間嶺→人里峠→一本松→数馬分岐→民宿
      「浅間坂」(休憩)→(バス)→武蔵五日市駅
〔参加者〕斎藤光子(L)、猪瀬精孝、川崎義文、北村順、坂井康悦、鳥澤誠、萩原真理生、浜口武夫、
      藤野孝人、別所宗郎、塚本稔(敬称略)

 
         薄雪の疎林を行く                          浅間嶺で

 1月20日(日)「山なかまシリウス」の“新春山行”に初めて参加する日のことです。午前7時30分までに立川駅
に行けば間に合うのですが、初参加の不安と、半年振りに電車に乗る不安が先立ち、早めに女房に送ってもらい
家を出たのが幸いしました。駅に着いた途端に忘れ物を思い出し家まで戻り、また駅まで送ってもらっても予定より
早い電車に乗れまして、八王子駅ではひと電車見送り、次の電車に乗り、立川駅の五日市線のホームには7時20
分に着きました。
 着いた途端、登山者の多さに驚きました。さて、これは困った、これでは顔も知らない「山なかま・シリウス」の方
に会うのが大変な事だと思いました。そのうち大半の登山者は先発の青梅線に乗車し、残りの人数は少なくなりま
した。五日市線ホームに7時40分発の電車が着き、乗り込んだ途端、先に乗り込んだ一団の中から、女性の方
(斎藤光子さん)が、「塚本さん・・・」と言われたのが聞こえたのですぐ返事をして、無事「山なかま」に会うことがで
きました。そして電車の中なので全員軽く自己紹介をしました。皆さんが同世代の方なのでひと安心です。

 終点の武蔵五日市駅で下車し、駅前のバス停に行くと、先に来ていた藤野さんと合流して11人全員がそろいまし
た。バスが来たので乗り払沢の滝で下車して全員身支度を整えて歩き出します。まばらな人家の中にカヤ葺き屋
根の家が一軒あります。昔はこのような家が多くあり、育った我が家もそうであったと懐かしく思い出し、維持管理
が大変だろうと思いました。車道をショートカットした道を登って行くと雪道になります。今日は電車のためストックを
持ってこなかったので悔やまれましたが、後の祭りで気を付けて歩かなくてはと気を引き締めます。途中の大岳山
と御前山の見える「峠の茶屋」の展望台で休憩しながら、スパッツを付けて出発しました。尾根の北側に道がある
ので積雪があります。アイゼンをつける程ではありませんが気を付けないと滑ります。右側に御前山を見ながら進
みますと、左の道に分かれて展望の良い尾根に登り、少し行きますと浅間嶺に11時30分頃着きました。

 ここで昼飯を食べて記念写真を撮り出発します。すぐ下りになり平らな所に出ますとそこには20人位のグループが
賑やかに食事をしています。そのすぐ先にあずま屋があり、そこを通り越しまた北側の雪道を進みますと、この辺か
ら杉や檜の林に変わってきます。1台のマウンテンバイクに乗った若者が来て、もう1台が来ますと言って去りました
が、暫らくしてから2台目が来ました。細い山道なので滑って転倒し、谷側に落ちたら危険だと心配になりましたが、
余計な心配いらないよ、爺さんの方こそ気を付けろよ…と言われそうです。しばらく単調な道を進みますと陽が差す
温かい所があります。そこでひと休みしてから雪のある道を歩き数馬分岐に着きました。ここからは陽が当たる南西
方向の下りになります。雪が融けて土が露出して滑りそうな所も有りましたが、全員無事2時10分頃民宿「浅間坂」
に着きました。この浅間尾根コースは二十数年前に逆コースで歩いていますが、何の記憶もありません。

 民宿「浅間坂」のテラスのテーブルで慰労会をやりながら自己紹介をしましたが、全員のお名前は申し訳ありませ
んが覚えきれませんでした。尾根歩き45年の方、毎日走っている方、山岳レースに出られた方、スキーをやる方、
外国の山に登ろうとしたら離婚?と言われた方、岩や沢をやる方等々がいましたが楽しいひと時を過ごさせて頂きま
した。民宿を3時頃に出て3時20分のバスに乗り、武蔵五日市駅より五日市線に乗り、拝島で八高線に乗り換え、
八王子で横浜線に乗り換えて片倉で降り、家には5時10分に無事着きました。
 今回の山行で一番心配だったのは、実績のある猛者連ばかりの中に無事「山行デビュー」が出来るかが気懸りで
した。・・・皆さんが良い方達なので安心してついて行けました。二番目は、通常は単独の山行が多く団体行動が取
れるのか?迷惑をかけるのではないか心配でした。・・・日頃歩いていられる方達なので強かったが、何とか迷惑を
かけずに済んで良かったです。これからは都合がつく範囲で技量的に無理なく歩けそうな所に、参加させてもらいた
いと思います。
 今回は斎藤さん他皆様にお世話になり、有難うございました。無事一緒に歩けた事を感謝しています。
今後共宜しくお願いします。


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