◆恩賀の高岩・黒斑山スノーハイキング   堀内 晃代

 【日時】 2008年3月7〜8日
 【参加者】 L.川崎  赤沢・坂井・塚本・中道・名倉・堀内・ゲスト佐藤


    (スノーシューで黒斑山に向かう)                  (恩賀高岩)

 シリウスが輝いていたんです。二晩とも。8時過ぎ南西の空に。オリオン座の三ツ星横に冬の大三角形。
こいぬ座のプロキイオン・オリオン座のベテルギウス・全天で最も明るいおおいぬ座のシリウスが迎えてく
れました。
 一日目。碓井インターの北側にそそり立つ一枚岩に見える高岩に挑戦。登山口から昔は里山であったで
あろう雑木林を過ぎ浅間山の噴火の後を感じさせられるゴツゴツした大きな火山岩や、岩がくずれすべる砂
地の坂を登り雄岩に。南側とは姿がちがい、大きな岩窟がいくつもあったり、ゴツゴツした荒々しい岩肌です。
赤沢さんがロープ準備してくださいましたが今回は断念。躑躅の咲くころに持ち越し。雌岩は道に雪があり、
こちらも次回に。お楽しみの夕食の材料をどっさりと買い込み、♪♪小諸でてみりゃ〜浅間の山に〜〜〜の
小諸馬子唄か、♪♪小諸なる古城のほとり〜雲白く〜〜と島崎藤村の詩がどこからか聞こえてきそうな旧
街道の趣が残る追分宿へ。本陣や、常夜燈のある街道を少し反れ、静かな真新しい別荘に到着。話の弾む
一夜が過ぎていきます。
 二日目。朝、別荘前の唐松林に雉が訪れました。まだつがいになっていないのか互いに鳴き合う声はきか
れませんでした。一面雪の中を皆さんに叱咤・激励(?)され黒斑山に。多くの登山者がこの素晴らしい景色
を楽しみに訪れて黒斑山の頂は満員御礼。夏の浅間山の縞模様と違い、白黒の流れるような縞模様が青の
深みある空の色に鮮やかです。何よりも目を奪われたのは冬の北アルプスの山並みです。アルプスの頂に
雲ひとつかかっておりません。苦労のご褒美です。雪の上には野うさぎの足跡が見られただけで、小鳥たち
も姿を現してくれません。鳴き声だけかすかに聞こえただけでした。
 三日目。スキーです。スノボートとぶつかり怪我をしてから何年ぶりかしら。リフトを降ると怖さが先にたちま
す。スキー板の長さも短く、軽く、エッヂもなくどうも、感覚が違う。スキーの先端が板が軽いためか、板が改
良されているのか重なり気味で、それにスピードがでる。何事も常に継続の大切さが身にしみました。
 盛り沢山の経験と山登りについて考えることの多い三日間を有り難うございました。


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