◆峰の松目 紀行   斎藤幸子

 
      (峰の松目より雲海に浮かぶ山々)               (中道山荘「山花開」にて)

日程:2008年10月25日〜26日
メンバー:藤野孝人(L)、中道宏、笹崎勝利、西田智代、斎藤光子、斎藤幸子

 「峰の松目」? ルートが私の持っている5万分の1の地図には、かかれていません。どうなっているのか? と
思っていました。西八王子より乗った藤野車は、中央高速のSAにて、中道車と合流して登山口の桜平へ。
桜平の駐車場には奥の方まで車が何台も止まっており、入山しているひとが多いのに驚かされます。 
ようやく見つけたスペースに駐車。身支度を整えて、なだらかな唐松の黄葉の中、登りだします。途中子供連
れの親子のグループに会い、可愛い子供に年を聞くと、大きな声で「3才!」と答えて、元気よくキュキュと靴を
鳴らして登って行きました。

 夏沢鉱泉に着くと、唐松の黄葉越しに雲海に浮かぶ南アルプスが見え、こんな近いところでも「雲海が浮か
ぶ山々が見られるなんて!!」と見とれながら進みますと、新しく改装中のオーレン小屋に着きます。
 オーレン小屋よりひと登りで、硫黄岳方面と峰の松目への分岐に着きます。これよりシラビソとシャクナゲに
覆われた峰の松目を目指します。やがてぽっかりと広場に出ました。ここが峰の松目の頂上でした。樹々の間
より、槍ケ岳など北アルプスはもとより、南アルプスの高峰や雲海の中よりくっきりと姿を現した山々を堪能しま
した。
 下山は、予定していた赤岩の頭はパスして、往路をそのままゆっくりと戻りました。桜平より車に乗って、
中道さんの山小舎・山花開に向かい、美味しいご馳走と美酒と歓談で楽しい一夜を過ごしました。
翌日、帰路の途中、中道さんの案内で、二十世紀の代表的な日本画家、東山魁夷の「緑響く」の絵のモデル
となった御射鹿池に立ち寄りました。紅葉が池面に映る美しい眺めにしばしみとれ、紅葉を満喫した山行とな
りました。


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