◆交流山行「編笠山」(冬山・雪山シリーズ)

日時 2009年12月12日(土)夜発13日(日)
参加者 藤野(L)、斉藤(幸)、(報告者)名倉

 12月9日、幸子さんからメールが入り編笠山に誘われました。昨年秋から山と言えば、佐渡とネパールだけ。それも一ヶ月も前のことなので、山に登ることが怖いと思っていました。それでも12、13日は仕事の休暇を取っておき、どこか行こうかと思っていたので、すぐに参加希望の返事をメールしました。
 久し振りの冬山テント装備のザックを背に、待ち合わせの西八王子へ。車で中央道のとあるSAに着き、テント泊の準備をします。明るく、暖房トイレと湯の出る水道は女性にとってありがたいことです。
 身体を温める、ほどほどのお酒とおつまみで前夜祭。朝は一時間ほど寝坊をしてしまいましたが、朝食は斎藤さんが用意してくれた、温かいうどんとお餅をしっかりいただき、編笠山へ出発!! 車に荷を積んだとき思わず武者震い。
 観音平口でゲートが閉まっていたので、ゲート前で駐車して準備を始めたところ、軽トラックが到着。「今日は鹿打ちの車が入るので、道を空けて欲しい」と言われました。このあたりも鹿が群れをつくっているらしく、20〜30頭もいるような足跡がありました。そして登っているとき何度も銃声が聞こえ、間違えられないよう祈りました。
 観音平へ向かう林道を胸のドキドキを静めるようにゆっくり歩く。途中で双子座流星群を夜中に見ていた二人連れに合いました。そういえば、夕べは星がきれいだったのに流星群のことはすっかり忘れていました。広い防火帯は、前に権現岳、後ろに北岳を見ながら気分よく歩ける素敵な道でした。
 しばらく歩くと足元に雪がチラホラ現れ、押手川あたりでは20〜30cmになり、この先が急登になるので、その前にアイゼンを着けます。
 踏み締められた雪にアイゼンが気持ちよく食い込んでいく。雪山に入った嬉しさが込み上げてきます。頂上直下で樹林が切れ、岩がゴロゴロしたところで休憩。
 ザックを降ろし、アイゼンを外して頂上へ行くのですが、背の荷がなくなるとどうにもバランスが取れず、這うようにしてようやく頂上で記念撮影。
 今日はお天気に恵まれ、富士山、北岳、甲斐駒、中央アルプス等がよく見えました。
 さて、下山!! 歩き方を忘れてしまったようで、一歩づつ足元を確認しながら下るとなんと疲れることか。贅肉が悲鳴をあげています。やっとの思いで、観音平まで来ましたが、あとはヘッドライトのお世話になるようなので、ここでその用意をしました。ゲートに置いてある車までがとても長く感じられました。
 どんなに疲れてもやっぱり「山はいいなー」。藤野さんありがとうございました。

【コースとタイム】
13日 観音平口ゲート(7:50)―観音平(9:15-25)―雲海(10:30)―押手川(11:30-40)―山頂(13:25-14:05)―押手川(15:00)―雲海(15:40-50)―観音平(16:20-30)―観音平口ゲート(17:15)

 



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