◆交流山行「日向山から鞍掛山」

日程: 2011年6月14日(火)〜15日(水)
メンバー: 藤野(L)、斎藤(光)、斎藤(幸)
報告: 斎藤(幸)
 
クモイコザクラ。
岩場にひっそりと咲いていました。
 
 14日、道の駅「信州・蔦木宿」のそばを流れる釜石川の河原にてテント泊。静かなテン場でお勧めです。

 15日、日向山登山口そばに車を駐車し登りは じめる。
広葉樹林の中、広い歩きやすい道を歩く。山頂近くになると唐松林の緩斜面に、ミツバツツシ゛が盛りを迎えていた。
日向山の三角点は展望がなく、そこからちょっと登ると思わず「ワァッ!」をと声をあげてしまった。日向山の標柱もあるが、今までとうって変った白い砂利地の海のような、また、花崗岩の風化した奇岩群がガスの中から現れ、目を見張る。
急坂を下り錦滝分岐に到着。
ここで一本。下山の時に通る錦谷への道を分け、これより鞍掛山を目指す。

 岩がらみの痩せ尾根の急登が連続する。道には濃い赤色のコイワカガミの群落が疲れを
吹き飛ばしてくれる。
痩せ尾根を過ぎるといつしかふかふか道となり気持ちよく登る。
やがて駒岩に到着した。駒岩は広い分岐で、案内表示があった。
ここで一本、行動食を食べる。ここから鞍掛山を目指す。
鞍部に下ると、岩場にお目当てのクモイコザクラが岩のすきまに、ひっそりと可憐に咲いていた。思わず顔がほころぶ。
鞍部からは先、細い個所には固定ロープが張ってあったが、何と樹に釘で留めてあった!!

 急な踏み跡を、コイワカガミを愛でながら登ると鞍掛山山頂に到着した。
山頂は全く展望が得られず、この先にある展望台を目指す。
展望台には石の祠と石の不動尊、石尊仏があった。展望台では地元の山岳クラブの人達が、三脚を立てて甲斐駒ケ岳の写真を撮るため待機しておられた。晴れていれば雪を被った姿が見られる絶好の場所だそうだ。甲斐駒ケ岳の雄姿が見られず残念。
我々はここで昼食とした。
地元の方たちはガスが晴れないので、あきらめて下山して行かれた。

 しばしの休憩後、我々も来た道を戻る。山頂から展望台間は5分ほどだが、入るひとが少ないようで、踏み跡が少し薄かった。鞍掛山の山頂では止まらずさっさと駒岩に向かった。
駒岩との鞍部ではクモイコザクラと再会し、なごりを惜しんだ。
登り返して駒岩に到着。休憩後、錦滝の分岐を目指す。意外と長い下りで、こんなに登ったのか! と思った。ようやく錦滝の分岐に帰着。これより錦滝を目指して急坂を下る。
錦滝では水量も多い岩場の流れの中に、クモイコザクラと似たイワザクラが咲いていた。錦滝には東屋がありここで休憩。
これより林道歩きととなり、日向山駐車場に下山した。

 展望、花々、やせ尾根やふかふかの登山道などと、変化に富んだ山行で、
山の楽しさを満喫しました。
 
固定ロープが何と樹に釘を打って、
針金を介して留めてありました。
何箇所か同様に樹に釘を打って固定してありました。
樹が可愛そうでした。
 
<コースタイム>
日向山登山道口(6:20)―日向山三角点(7:45)―日向山(7:50-8:00)
―錦谷分岐(8:10-20)―駒岩(10:10-20)―鞍掛山(10:55-11:00)
―展望台(11:05-30/昼食)―駒岩(12:15-25)―錦谷分岐(13:40-50)
―錦谷(14:25-35)―日向山登山道口(15:10)

 



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