◆冬山・雪山シリーズ 第4回
 毛無山~三角山~大源太山(1764m)

日程: 2012年3月17日~18日
メンバー: 赤澤 (L)、中道 (SL)、石川、斎藤(幸)、杉本、國井、藤野(幹事)
報告: 斎藤(幸)

 

三角山方面の雪庇(大源太より撮影)

 

 山行一週間前より天気予報とにらめっこ、なかなか傘マークが消えない。「中止になるかな?」と思っているところ、{雨で登れない場合は、みなかみの道の駅「水紀行館」にてクライミング}とのことで、予定通りの出発となった。
 17日は予想通りの雨で道の駅にて垂直壁、ハング壁等、ほんの少しの壁ではあったが手強い壁もあり、またシューズ、ハーネスを借りて700円と安く楽しむことができた。赤澤さんの山荘には早めの到着となり、有志で屋根の雪下ろしのあと、宴会となり楽しい四方山話に声が弾んだ。
 翌日山荘前6:40出発し、大源太山を目指す。別荘が建ち並ぶ通りを抜け、浅貝スキー場を左に見て山を登りはじめる。スノーシューの三人が先頭となり、ワカン、アイゼン組が続いた。先日の雨のせいもあり雪は重く湿っている。森林帯を登って行き遭難者のケルンを過ぎしばらくすると、大きな鉄塔が幽かに見えてきた。もう少しで毛無山だ。毛無山をさらに登っていくと、雪はざらめ混じりとなる。スノーシューの三人が交代で雪を踏みしめてくれているのだが、ズボ、ズボッと深いところでは太ももまで潜り、足を抜き抜き歩く。ワカンも沈みこんでいる。やはりスノーシューが一番潜らず登りは快適なようである。三角山は見晴の良い所というが、生憎ガスで何も見えず「訓練、訓練」の声が飛ぶ。また2~3mの雪庇が張り出しており、雪庇を踏み込まないように、樹林帯の際を歩く。大源太山、平標の分岐を見やり、樹林帯のなか、トレースの無い斜面を登る。大源太山への稜線に出て、あとひと登りで頂上というとき、一瞬晴れ間がで、子持ち山、赤城山などが見ることが出来た。振り返ると私たちが歩きつけたトレースがくっきりとつき、雪庇が張り出している尾根を見ることもできた。頂上で記念写真を撮り、下山する。下山は登りと逆にワカン、アイゼン組が先行する。下山はアイゼンのほうが楽なようにもみえたが、相変わらずズボ、ズボッと足が潜りこんだ。
 今回はガスで景色には恵まれなかったが、雪質の違い、積雪量の違い、天候の状況での変化、短くはあったが急な登下行など、歩くのは大変であったがワクワク、ドキドキと楽しむことができた山行でした。14:30分山荘到着。
赤澤さん、快く山荘をお貸しくださりありがとうございました。

<コースタイム>
山荘前6:40―8:20毛無山―10:55三角山―11:30大源太山11:45―14:30山荘前

 

 
間もなく出発です。山荘前にて。   大源太山 山頂。

 



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