◆創立7周年記念山行 八ヶ岳集中登山
 稜線をノンビリ散策してお花を楽しみました

日程: 2012年6月30日(土)~7月1日(日)
メンバー: 小同心登攀: 藤野(CL)、國井
散策:    浜口(SL) 、斎藤(幸)
報告: 散策 浜口

 

 

 

 週初の天気予報では週末は梅雨の中休みとなっていたのですが、週末が近づくと日曜日は雨の予報。小同心登攀へ気合十分の國井さんのためにも日曜日は午前中だけでも降らないで、と願いつつ中央道から美濃戸口へ。
 我々は美濃戸口から歩きましたが、帰りに赤岳山荘の軒下で休憩していたときに山荘のおばさんから聞いた話では、台風4号で荒れた道を行政が頑張って集中的に補修したとのことで、赤岳山荘までの道は随分良くなってて、おばさん曰く「ベンツでもOK」と。山荘の駐車場は道端まで車が溢れ満車の看板が立ってました。
 北沢に入ると、日射しもあって緑も美しく、キスミレもいっぱい咲いてて初夏の明るくて爽やかな山歩き。赤岳鉱泉にはお昼すぎに到着して小屋の前のテラスで乾杯と談笑会。至福のひとときを過ごしました。
 天気はやはり下降気味。小屋の情報では明日午前9時くらいから雨とのことで、赤岳までの縦走はやめて硫黄岳から赤岳鉱泉に下山と藤野リーダーから指示があり、散策組は横岳に向い登攀組と合流してピストンすることに。
 二日目の未明、午前3時のアラームで目を覚ましたら藤野さんは出発の準備中。お見送りするつもりが再び寝てしまい明るくなるまで爆睡。次に目が覚めたらもう5時。登攀チームはそろそろ取付きかな?状態はどうなんだろうか?とか、斎藤さんと話しながら我々も出発の準備。
 樹林帯は風も無く蒸し暑いのでレインウェア無しで出発しましたが、道はまだ乾いていて、イワカガミやコケモモなどの花を楽しみながら樹林帯を抜け、赤岩の頭にはほとんど濡れることなく到着しました。稜線に出るとさすがに風も強く雨にも濡れるのでレインウェア着用。硫黄岳の山頂では途中で我々を追い越していった人達が屯していて、女性だけのパーティが単独行の男性に記念写真のシャッターを押してもらっていたので我々も便乗。硫黄岳山頂での斎藤さんとのツーショット写真をゲットです。残念ながら眺望は無く天気が回復する見込みも皆無なのですが、お花畑も出てくるのでもう少し先へ進むことに。いろんな花が咲いてましたが硫黄岳山荘の手前でコマクサを斎藤さんが発見。まだ株もお花も小さいのですが健気に幾つか咲いてて、我々を待っててくれました。
 コマクサに会えて少し元気になったものの、硫黄岳山荘の少し先まで進んだあたりで雨風の中をひたすら歩くのも嫌になり、横岳山頂で小同心パーティーをお出迎えという約束を反故にして引き返すことに。
 一旦登った山を登り返すというのはダルいもので、硫黄岳山頂まで最後のケルンと思ってたら先にもう一つケルンが見えてガックリ、小休止。と、横岳方面から二人の登山者が。後ろのデカイ人は確かに國井さん。小同心登攀を無事に終えた藤野・國井パーティーでした。この条件の悪い中、すごい!國井さんと握手をすると胸が熱くなりました。
 今回、散策組はツクモグサに逢えませんでしたが、小同心ではたくさん咲いていたとのこと。ツクモグサに会うために今度は開山祭の頃にリベンジしましょうね、とお約束しましたが、斎藤さん、次は小同心登攀ですかね。

<記録>
一日目:美濃戸口09:40→10:20美濃戸山荘→小休止挟み→12:40赤岳鉱泉
二日目:(散策組)赤岳鉱泉06:30→07:55赤岩の頭→08:30硫黄岳
     →9:00硫黄岳山荘の少し先で折り返し→09:30小同心組と合流
     →09:40硫黄岳山頂→10:55赤岳鉱泉着11:35→14:05美濃戸口

 

 
初夏の山歩きです 北沢はスミレがたくさん咲いてました
     
 
豪華な赤岳鉱泉の夕食(ステーキ!)です シャクナゲも咲いてました

 



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