【小川山クライミング報告】   西山 常芳

◎ 10月14日〜15日 参加者:赤澤東洋、坂井康悦、藤野孝人、西山常芳(以上シリウス)、柴村 浩(東京山楽会)

  小川山、岩トレのメンバー全員で5名、少しでも多く岩と戯れたいとの思いから、出発は13日の夕方と言う事になりました。仕事を終えてからの山行きは、期待に胸が膨らむ思いですが、寄る歳波に叶わず夜間のテン場探しも億劫、幸いにも小渕沢に、T山荘があることを思い出し、電話にて打診したたころ、快諾いただきました。その夜は家主の居ない山荘にてクライミングボードの壁を眺めながら明日からの予定を確認して、充実したひとときを過ごすことができました。

 土曜日の早朝、廻目平のキャンプサイトはガラガラ。紅葉も盛りで、絶好の登攀日和となりました。小生のスタイルと言うか、癖ですが、目的地の方向がある程度わかれば、アバウトで行動するということです。方向感覚、判断力、山を感じる為と言う事なのですが、訓練とはいえ、多々、他人に迷惑を掛ける場面もあります。今回もアプローチを一時間ほど余計かけ、ルートを見失い、多いに顰蹙を買いましたが、やさしい面々に助けられ、なんとか遡行できましたことに感謝しております。

 屋根岩3峰のレモンルートの予定でしたが、南稜神奈川ルートの下部岩壁にて3本ほどずつ試登。その後、屋根岩2峰に裏から回りこみ、頂上に立ち、これから登るであろうセレクションルートを観察しながら、懸垂3ピッチにて下降。人数も多かったので、1、2ピッチ目の所で2班に別れてリード、ビレイの訓練を行ないました。直ぐ隣では11a,11cのクラックを登っている連中が居て、技量の違いを見せつけられ愕然。もう少し若ければ???もう無理かな・・・良い刺激となりました。午後4時頃になり、セレクションルート(7ピッチ)マルチピッチは次回に繰り越しで、本日は終了。 盛大なる宴会の翌日は小川山レイバック、ガマスラブと足をのばし、岩を堪能した2日間でした。

 


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