■奥日光・スノーシューハイク   後上善一

●リーダー後上、菅野 ゲスト伊藤

 奥日光の戦場ヶ原や小田代原は2月下旬〜3月中旬頃が雪も締まり歩きやすくなる。だが、コ−スから一歩はずれると壷足では踏み抜くのである。スノーシューやスキーなら自由に歩行が可能だ、私は毎年この時季は奥日光を歩いているのだが、今年は雪が少ない。
 最近スノーシューを作製した。一台の費用が5000円、2人分作製、何度か改良し今回快適なスノーシューイングだった。2月25日(日)は快晴、浅草6:21発、快速電車は東武動物公園駅7:01、東武日光駅8:24着、湯元行きバスは8:37発である。バスを待つ間駅前の岩から日光の水が出ている。とてもうまいので水筒に入れておこう。バスは光徳入り口で下車9:59分、スノーシュー、スキーを履きいざ出発。風もなく天気も良いし最高だ。樹林帯の新雪を湯滝え向かい、途中の湯川に架かる橋を渡る。木道はカマボコ状に雪が固まり気をつけながらツボ足で歩く。5mほどの登降はあるがほぼ平坦な林間を、誰も居ない。誰の踏跡もないスノ−シューイングである、なんと気持ちの良いことか・・・。
 泉門池には11:56着、15名ほど先着者が鍋焼うどんなど食べていた。我等3人は蕎麦湯割り焼酎で乾杯,ラーメン、カレー鍋焼うどん、蕎麦かきを食べ、お抹茶を点て周りの人に振舞う、手つくりカステラを貰い羊羹を差上げる。昼飯も終え小田代原へ出発。樹林帯をぬけて湿地帯の雪原へ出た。ここが小田代原である。山王帽子山、太郎山,小真名子、大真名子、男体山が雲ひとつなく、「冬の貴婦人」と名付けられた白樺の木が左方向に見え,防鹿柵をくぐりハイブリットバスの通る林道(冬季運休)をひたすら歩き、湯川右岸を竜頭滝上の山小屋まで15分である。硫黄温泉の臭いがしてきた,入浴料500円で温泉に入れるかなと期待したが、冬は客が少なく戸閉めで留守だった。竜頭滝上バス停15:32分、25分待ちだ。神橋バス停、下車し金谷ホテルにてマイボトルを飲み,日光駅まで早歩きで20分、最終電車で帰途につく。
  今回は今までになく最高の山旅だった。

 


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