◆多彩な魅力に満ちた山・滝子山へ  市川 智子

 期日:2007年7月8日(日)  メンバー:藤野(L)、猪瀬、斎藤、市川。堀尾(ゲスト

 
       コーヒー・ブレークした平ツ沢の滝                       滝子山頂上

 「日帰り登山に連れて行って下さい!」という私のリクエストに藤野さんが快く応えて下さり、天覧山の次なるは山梨県の
滝子山に行く機会を得ました。当日は西八王子駅集合。階段を下りてキョロキョロ辺りを見回していると、左手の先に笑顔
で手を振ってくれる4人組の姿が見えました。藤野さん、猪瀬さん、斎藤さんは2週間ぶり。堀尾さんにはこの日初めてお目
にかかりました。それから挨拶もそこそこにザックを車に積み込むと、一路滝子山を目指して出発となりました。
 登山口付近の空き地に車を止め、身支度を済ませると、あちこちに鳥の声を聞きながら南陵を登り始めました。この日は
雨こそ降らなかったものの朝から曇り空。そのため、途中何度か霧の中を歩くことがありました。初めて見るその風光は何
とも幻想的でロマンチック。こういった風景が大好きな私にとっては格好のビタミン剤となりました。その次に記憶に焼き付
いているのは、この日一番大きく視界が開けた時に見た、澄んだ青空と近くの山並み、そして下界に小さく見える街がセッ
トになったジオラマのような景色。視界を遮るものは何もなく、この景色が目に飛び込んできた瞬間は、思わず「わぁ!」と
歓声を上げてしまう程気持ちが高ぶりました。そしてまた下りも楽しみどころ満載でした。マイナスイオンをいっぱい吸い込
みながら歩いた沢沿いの道。川の水を汲み、大滝を目前にしてのコーヒー・ブレイク。木々の間を通り抜けてくるやわらかく
涼しい風。茂みの中にいくつも自生する木イチゴ。ぽつんと1カ所だけ咲いていた白い野バラ。常に五感をくすぐられるとても
贅沢な気持ちの良いコースでした。林道から出た後には、山頂で写真を撮ってもらった女性二人組に再会し、藤野さんの粋
な計らいで笹子駅までお送りする場面がありましたが、こういった何気ない偶然の出会いも山の楽しさなんだろうなぁと思い
ました。
 経験の浅い私が、安心して安全に山に登ることが出来るのも、皆さんが近くで見守っていてくださるからだと深く感謝してい
ます。これからも素敵な山と出会えるように、色々な企画に参加していきたいです。宜しくお願いします。

[ コースタイム ] 林道南陵入口(9:20)− 南陵を登る − 滝子山山頂(12:40〜13:15/昼食)− 鎮西ヶ池 −
           平ッ沢沿いを下る − 大滝下コーヒーブレイク − 林道に出る(15:20)

 


個人山行報告目次へ     HOMEへ