◆取り残された<仙丈ケ岳>

日程: 2011年10月29日(土)
メンバー: (L)藤野、國井、石川、斎藤(光)
報告: 斎藤(光)

 

 
 古い山友との山行に夏の仙丈、秋の仙丈、残雪期の仙丈と幾度も計画があったもののその度、他の用事と重なり行く機会を逃し、気がつけば私だけが取り残されていた仙丈ケ岳です。
  一人で行く勇気も無く、毎年秘かに心の中でつぶやいていた山でした。
 やっとチャンスが廻って、これ以上の登山日和は無いのでは?と思えるほどの暖かな晩秋の仙丈ケ岳頂上に立つことができました。 雲一つ無く澄みきった青空、キラキラ輝く太陽、2時間ほど樹林の登りで大滝の頭を過ぎ森林限界のハイ松帯が現れていよいよ小仙丈から仙丈ケ岳へと続く稜線の大パノラマのロケーションの始まりです。
 左右に角を立てた富士山の雄姿、白根三山、塩見、中央アルプス、甲斐駒ケ岳から鋸岳への急峻な峰々、小仙丈岳であまりの素晴らしい展望に立ち去りがたく、25分の大休止。
 左に小仙丈沢カール、右に藪沢カールを眺めながらの稜線漫歩。 とは云え結構なアップダウンの連続に息も切れ切れ頂上へ到着。 360度何処までも続く山々、見下ろす藪沢カールに建つ仙丈小屋が手に届くほどに。 まるで絵葉書のような風景です。
 スタートが遅かった國井さん、石川さんと我々到着より40分遅れで頂上で合流。(お二人の速さにビックリ)
13:40明るいうちにテン場へと急いで下山開始。 花の季節にもう一度訪れてみたい山でした。

<コースタイム>
北沢駒仙小屋テン場(8:00)−二合目(8:40−45)−四合目(9:20−25)
−大滝ノ頭・五合目(9:45−50)―小仙丈ケ岳(11:00−25)
−仙丈ケ岳(12:45ー13:40)
往路を戻りテン場(16:30)

(北沢長衛小屋は北沢駒仙小屋に変わっており、来年建て替えられるそうです。)

 


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