| 日程： | 2012年2月25日～26日 |
| メンバー： | 愛知組み＝矢澤(L)、金田 東京組み＝藤野(L)、石川、斎藤(幸)、國井 |
| 報告： | 石川 |
|
|
|
| ガスの中の「みずがき山山頂」 | 金峰山 山頂 |
| 八ヶ岳の権現岳の予定だったが、天候に恵まれず瑞牆山、金峰山へ変更となった。同タイミングで八ヶ岳の予定であった愛知の矢澤さん組みも御一緒することとなり、大人数となった。 当日発の東京組は中央道を一路山梨県へ向かったが、途中、事故渋滞にひっかかり、前夜発の矢澤さん組と待ち合わせの塩川ダムには、だいぶ遅れて到着した。しかし、矢澤さんと金田さんは笑顔で歓迎してくれた。お互いに自己紹介を済ませ、小雨の降る中を登山口の瑞牆山荘前へ。 いざ歩き始めると雪は少ないが、凍結している箇所もある。しかし、しっかりとした道で楽に歩くことができた。まずは富士見平小屋まで行き、天気と相談しながらその先を決めることになっていた。小屋へ着くころには雨が止み、瑞牆山へ行くことになった。 到着した富士見平小屋に入ると、土間のきれいな小屋だ。道中聞いていた「以前はゴミで半分は埋まっていた」などとは違って、木のテーブルに長椅子、キッチンにストーブまで完備されている。管理人の相川さんご夫婦が笑顔で出迎えてくれ、お茶を振舞ってくれた。美味しいお茶だった。 不要な荷物を小屋にデポし、瑞牆山へ向かった。歩き始めてすぐに大きな岩が出てきた。しかも階段の横にはパックリ真ん中から割れた巨大な岩が・・・・・岩の下には大量のつっかえ棒!？いろんな意味ですごいところだ。歩き始めると木の橋やロープが設置されている滑りやすい一枚岩などがあり、なかなか面白い登山道だ。岩だらけの登山道をアイゼンを履いて歩くのはとても楽しく、あっという間に山頂に着いた。少し広めの雪がこんもりした岩の山頂であった。ガスで展望がないので記念撮影後すぐに下山した。 下山中、私のアイゼンに雪団子が着いて、一度軽く足を挫いてしまった。歩くのに全く問題なかったが、初めての雪団子から厳しい洗礼を受け、冬山は一段と気を付けて歩く必要があることを知った。 翌日は絶好の天候に恵まれ、金峰山へ向かった。大日小屋の少し先までは踏み跡がしっかりついており、周囲の景色を楽しみながら歩けたが、大日岩の直下付近からアイスバーンになり始め、緊張し慎重に歩いた。砂払いの頭へ出ると、それまでの展望がなかったが、遮るものが無くなったおかげで、一気に展望が開け、北、中央、南アルプスや八ヶ岳が現れた。ここまで来ると五丈岩もはっきりと確認でき、一気にやる気アップ! この稜線の前半は数回吹き溜まりがある程度だが、後半は雪が深くトレースが少ないことも相まって、なかなか進めない。ゆっくりと足を進め、一息つく時は周囲の山を見て元気をもらい、山頂をめざした。程なくして五丈岩へ到着。鳥居のすぐ横の標識にエビの尻尾を発見。尻尾を撮影し山頂へ向かう。夏は岩でゴロゴロしたイメージだったが、冬は半分以上が雪に覆われており、全く異なる印象だった。岩か雪なのかわかりにくい足元に気を付けながら山頂に到着。 早速、記念写真を撮影。登って来たコースを眺めると、五丈岩を先頭に砂払の頭まで鋭いピークがきれいに並んでいた。この美しい白黒の景色に見とれていた時、それまでは深く考えていなかったが、ピーンと張りつめた冷たい空気と登頂の達成感に包まれて「冬山が好きなんだ!!」と改めて気が付いた。 小休憩後、山頂を後にし、砂払の頭までは慎重に進んだ。樹林帯に入ってから富士見平小屋へは、あっという間の感じで到着した。相川管理人さんと話をしながらデボ品を回収し、荷支度を済ませた。山小屋を後にするとき、管理人の相川さんご夫妻と小屋前で記念の撮影をして、再度小屋へ来ることを約束して帰途についた。 管理人の相川さんご夫婦は、2011年から山小屋の管理を始められたそうだ。ある日、相川友比古さんが昔働いていた富士見平小屋へ来てみると、あまりにも酷い状況だったため、管理人になることを決め、2011年の夏から富士見平小屋のゴミ掃除や腐っていた布団・毛布の撤去、屋根の補修、大日小屋の掃除までやり、今に至るとのこと。すばらしい人柄である。 以前の富士見平小屋のイメージをお持ちの方は、その変わりように驚く方が多いと思います。皆さんも今後利用されてはいかがでしょうか。 ＜コースタイム＞ 2/25, 瑞牆山荘前駐車場10：41―11：48富士見平小屋12：27―14：37瑞牆山14：42― 16：24富士見平小屋 2/26, 富士見平小屋6：55― 7：51大日小屋―8：50大日岩―9：32砂払の頭 ―11：31金峰山― 13：01砂払の頭―13：25大日岩―13：46大日小屋―14：21富士見平小屋15：12― 15：50駐車場 |
 |
 |
|
| 大日岩付近で一本中 | 砂払いの頭付近にて。一気に展望が開けた |
|
 |
 |
|
| 五丈岩の前にて | 富士見平小屋の前にて。 後列左が管理人の相川さん。二列の右が奥さん。 |
|
 |
||
| 富士見平小屋の内部。ずいぶんときれいです。 |