日程: 2013年3月30日(土)
メンバー: 藤野(L)、深澤
報告: 深澤

 

   
三ツ頭にて、バックは権現岳。ガスが晴れてきた。     権現岳山頂。

 

 「山なかま・シリウス」に入会して3回目の登山でした。行きたい山を聞かれて、権現岳に登ってみたい、と藤野さんにリクエストしました。権現岳は、以前、夏に一度チャレンジしたことがありましたが、強風により途中で引き返し、登頂できなかったので、いつか再挑戦したいと思っていました。雪山ですからさらに楽しみでした。  さて、権現岳にいざ行かん、となったのは良かったのですが、この時期はちょうど送別会が多く、私の事情で前夜に出発できなくなってしまいました。急遽計画を変更してもらい、当日朝、小雨のなか八王子から車を飛ばしました。登山口(天女山入口)に着いたのは8:00を過ぎていました。今回の行程は8時間コース。標高差1400m。けっこうロングです。「明るいうちに下りて来れるかな?ヘッドライト持ってるね?」と藤野さん。すべて私のせいです。ごめんなさい。何はともあれ登山スタート。  雨はやんだものの、ガスで視界が悪いです。天気予報によれば、回復に向かうはずなので、それを信じて登ります。きつい急傾斜が続き、苦しい登り道です。  休憩しながら、「時間もギリギリだし、途中までにしましょうか」と藤野さんに相談する。途中で出会った、パーティも三ッ頭までと言っているし、視界も悪くて楽しめなければ、また今度にしてもいいな、と気分がだいぶ下がってきました。  ところが、ところが、三ッ頭に着くと、急に太陽が出てガスが晴れ、視界が一気 に開けました。見事な眺望!! すぐそこに権現岳のとがった姿も見えています。  すでに13時です。ここから権現岳山頂まで行って戻ってくると2時間かかる、どうする? 藤野さんが「権現岳、行くぞ!!」と決断。もしかしたら日が暮れてしまうかもしれないけれど、下のほうは樹林帯だし、それほど危なくないから、と藤野さんの説明に安心納得。  さて気分は一転、やる気満々で、ピッケルを出して、権現岳に向かいます。藤野さんが「権現岳、格好いいだろ。おれ好きなんだよ。」と教えてくれます。私も同感です。こうやって山好きが、どんどん悪化していきます。  雪の斜面を気持ちよく歩いていきますが、時々落とし穴にハマるので、油断できません。すぐに岩場の氷になって、緊張しながら歩きます。そしてついに権現岳の山頂!! 気温はマイナス5度。冬の権現岳!! 登ることができてよかったです。  さて現在14時10分。ここから日没時間を気にしながらの下山です。来た道を戻り、三ツ頭に15時、ほぼ予定通り。あとはひたすら下って、どうにか日没前に車にたどり着きました。標高差1,400mの日帰り雪山登山! なかなか歩きごたえがありました。藤野さん、ありがとうございました。またよろしくお願いします。
   
<コースタイム> 
天女山入口(8:20)―天女山―天ノ河原―前三ッ頭(11:50-12:00)
―三ッ頭(12:40-13:00)―権現岳(14:00-14:10)―三ッ頭(14:50-15:00)
―前三ッ頭―天ノ河原―天女山―天女山入口(16:20)

 


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