◆韓国済州 漢拏山(ハルラサン/1,950m)の旅  有元ナチ子

         
  日程:2008年5月18日〜21日
  メンバー:藤野(幹事)、笹崎(登山L)、斎藤幸子、名倉、西田、堀内、有元

 
          ハルラサン頂上にて                   済州島の奇石 柱状節理帯

■ 18日(日)
 成田9:45発 KOREN AIRの最終チックインにて、バラバラの座席で機上の人となる。済州島は国内の遠方より
近く、1時間50分で着いてしまう。旅行会社HISの出迎えを受け、免税店経由で新済州ツアリストホテルにチック
インする。夜は近くの焼肉店にて、翌日の山行のために、食べきれないほどの美味しい黒豚とお酒に酔いました。
    
■19日(月) 観光
 夜半の雷と土砂降りの雨のため、ハルラサンは1日延期し、観光となる。8時30分、ホテル前に集合し、車にて
出かける。日本語の話せる運転手さんのガイドにて、晴れていれば韓国の最南端の島が見える「松岳山」へ、
ここは「宮廷女官チャングムの誓い」の撮影が行なわれた風光明媚なところだ。今日は視界がいまひとつで、加
波島までしか見えず残念。
 次いで「山房山」に移動。中腹に有る山房窟寺まで延々と階段を登る。途中にある極彩色のお寺に感動し、
登りついた山房窟寺は天井の岩から水滴が落ちている。長寿の薬水と言われており、全員これを飲む。修学旅
行のシーズンらしく学生がバスを連ねて凄い賑いだ。名倉さんが最上部のベンチに置き忘れのバックを見つけ、
これを持って階段を下る。中ほどまで下ったとき、女学生がハアハアと息を切らせて階段を登ってきた。名倉さん
がバックを見せると、さっと両手を出し、何やら言って大変喜んで受け取った。言葉は分からないが通じるもので、
私たちも嬉しかった。
 次いで、「天帝淵の滝」、「七人天女橋」、海岸の奇石の「柱状節理」等を見学する。観光地は何処も学生が大
勢で賑やかなうえ、見学コースが渋滞し大変な所もあった。
    
■20 日(火) ハルラサン山行 
  <コースタイム/有元> 登山口6,45分→第一トイレ8,20→第二トイレ9,00→ツツジ畑避難所10,05→頂上11,55
   〜全員登頂→ツツジ畑避難所13,40→トイレ15,00→登山口16,10

 待ちに待った登山の日です。登山コースはいくつかありますが、今回は事前の打ち合わせ通り、「城板岳(ソンパン
アク)コース」。登山口の標高は750m、山頂までの標高差は1,200m。登山リーダーの笹崎さんを先頭に、藤野さんが
ラストで出発。登山口からは緩い登りが続き、緑の葉陰から漏れる光は淡くグーリンが鮮やかだ。足元にはテンナン
ショウやスミレが何種類も見られた。岩と階段に飽きた頃、第一トイレが現れ(^_^)休憩。その後も階段と岩の連続で
ツツジは一向に現れず、もう終ったのかと思う頃、ツヅジ畑避難所に着く、斜面一杯とはいかないが、ツツジが咲い
ていて(*^。^*)大休憩。
 ツツジ畑からは斜度が急激に増し、頂上直下は急な木の階段で風がビュウビュウと吹き、寒くて景色を見る余裕も
無く頂上に着く。約2万5千年前の火山爆発のときに出来た山頂の直径500mと言われるカルデラ湖、ペンノクタムは
水が少なく期待はずれであった。山頂の標柱前で全員の記念写真を撮った後、風を避け木の階段に全員横一列に
座って昼食。大休憩後、往路を延々と下ったが、このコースは、石(岩)と木道ばかりで土の道がないのに気づいた。

■21日(水) 観光→帰国
 朝8時に車にてホテルを出発、19日に見残した「三姓穴」、「済州道民族博物館」や「天地淵瀑布」などを見学。最後
の「城山日出峰」は重い足を引きずりかながら登ったところ絶景であった。

 今回の済州島旅行は花粉症に悩まされましたが、大変印象深く、山も世界遺産の国立公園だけに整備が行き届き、
楽しかったです。皆さんにはお世話になり感謝しております。

 
  グルメの旅でもありました  黒豚の焼肉                海鮮鍋



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