栂海新道;9/11(金)〜9/14(月)
蓮華温泉から鉱山道を登って9/12(土)雪倉岳非難小屋に
入る予定でしたが雨模様の中、雪倉岳直下の稜線ですごい強風
に遭遇し身体が吹き飛ばされ、進めず危険を感じ16;40涙を呑んで
往路を撤退しました。真っ暗になった下山道で渡渉点の1km
位上部で道を失い、瀬戸川の河原に出てしまいました。
もう19;50になっていましたのでビバークを決意しました。
しかし天気は荒れ模様で強風と繰り返しくる、土砂降りの雨
に攻められました。 大きな岩に寄りかかりギンマットをしいて
ツエルトを被り出来るだけの羽毛等をきたのですが傘をさして
凌ぐのが精一杯で寒さで身体の震えを押さえるため、雨具の
首の隙間から暖かい息を一生懸命吹き込むありさまでした。
ツエルトの有難さが身にしみました。無いと暖気が保てません。
朝、明るくなって蓮華温泉に2Hくらいかかって駆け込み熱い
温泉で生き返りました。  あとは、ご想像の通り生き返った
喜びで寒露寒露でした。
全く、こんなビバーク体験は3度目のビバークですが初めでで
貴重な経験をしました。
同行は72歳のベテラン氏と午年のご夫人の3人でした。
糸魚川、越後湯沢周りで帰りました。小滝駅、親不知駅からは
次のターゲットである明星山(ミョウジ)が大きく見えました。

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